食堂車がマクドナルド?


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 スイス国鉄(SBB)の特急列車(IC)の多くには、食堂車が連結されています。 その食堂車のうち、2両は、なんと丸ごとマクドナルドとなってしまっているのです。

 私たち夫婦は、新婚旅行の際、この「動くマクドナルド」に乗るため、現地で時刻表を購入してダイヤを調べ、予定を組み直してイタリアからフランスに向かう途中で、ローザンヌ−ジュネーブ間というわずか30分の短い時間ではありましたが、目的の列車に乗ることが出来たのでした。


 上と左の写真は、列車の終点であるジュネーブ空港駅で撮影したものです。 アルバムの写真をデジタルカメラで撮ったものですので、画質が悪いのはご勘弁を。 ご覧のように、車体には赤地に白の文字と黄色のMマークが描かれています。まるで普通のマクドナルドの看板と同じですね。写真ではわかりにくいですが、他の車両はみな深い緑や灰色系に塗られているので、この真っ赤な車両は非常に目立っていました。


 こちらの写真は車内のカウンターを撮影したものです。左側の男性がこのお店のマネージャーです。 写真を撮りたいと申し出たところ、快くモデルになって頂けました。このあと、終点近くで片づけの作業をやっていたにも関わらず、私たちの注文を受けていただきました。 このマネージャーの他に、働いていたのは4人ほどでしょうか。厨房はこの写真の奥手にあって、様子はうかがえませんでしたが、この狭い空間でよくもまあお店を作ったものです。


こちらは、上と反対の角度から撮ったものです。 普通のお店と同じようにPOSがあって、メニューがあって、この写真だけ見たら、列車の中だなんて誰も信じてくれないのではないでしょうか。


最後に、走行中の客席側の様子です。朝10時という中途半端な時間だったせいか、ついにお客さんは私たち二人だけでした。 座席は写真の右側、手前側にもあって、全部で30席か40席ほどあったと思います。 流れる車窓を眺めながら食べるハンバーガーは最高でした。 日本にもこんな食堂車があったらいいな。(おわり)


追加ネタ

鉄道ジャーナル誌の98年12月号によると、ドイツでもマクドナルドの食堂車が存在していたそうです(噂には聞いていました)。 が、約2年でなくなってしまったそうです。スイスの方もまだ健在なのかなぁ(ちょっと心配) 消息をご存じの方がいらっしゃいましたら、情報をおよせ下さい。