EuroStarはロンドンとパリをドーバー海峡トンネルで結ぶ超特急です。 運行開始は1994年10月、私たちが乗ったのが同年11月24日、この頃はまだ試験運転の色合いが濃く、一日あたりたったの2往復しか運転されておらず、チケットをとるのにも大変苦労しました。 おかげで、日本国内でEuroStarのチケットを購入した第一号ということになったようです。 右の写真はパリの出発駅、北駅のカウンターです。他の列車には改札はありませんが、EuroStarだけはチケットを提示してカウンターを抜けなければなりません。 |
カウンターを抜けたあとも、チケットをチェックイン機に通してゲートをくぐらなければなりません。 ほかの列車に比べてもかなり厳重ですね。 |
これでようやく列車の待つEuroStar専用ホームに降りることができます。 朝8時過ぎでまだまだあたりは真っ暗ですので、写真はぼけぼけですがご勘弁を。 |
左はEuroStarの一等車の車内です。写真ではわかりにくいかもしれませんが、二人掛けと一人掛けの席が向かい合わせに配置されています。 向かい合わせの席と席の間には、けっこう大きなテーブルがあります。写真はありませんが、一等車では、途中で軽い食事が提供されます。飛行機の機内食のように、ちゃんとメニューもありました。 |
唯一の途中停車駅、リールヨーロッパ駅を過ぎると、いよいよトンネルに入ります。 と同時に、英国の入国検査官が車内を回って入国スタンプを押してくれます。 右の写真の真ん中の黒いのがそれです。 日付の下に "CHANNEL TUNNEL" と入っているのが分かりますか?これがドーバー海峡トンネルをくぐって英国に上陸した証なのです。 ちなみに、飛行機で英国に入国すると、 "HEATHROW" のように、空港名が入ります。 |
列車が30分ほど遅れてロンドンウォータールー国際駅に到着したところです。 こちらは新しく作られた専用ホームです。隣のホームに到着するはずのブリュッセルからのEuroStarは一時間以上遅れているようでした。 |
ウォータールー国際駅のホームから改札を出たところです。奥が専用ホームです。列車本数が少ないためか、あたりは閑散としていました。 写真の左の方にもともとあったウォータールー駅があります。 |
最後に、チケットを購入した時に付いてきたものをお見せします。 左はチケットを入れる袋ですが、中には説明書きが英語、フランス語、ドイツ語、ベルギー語で書いてあります。 右は荷物に付けるネームタグです。 飛行機ではお馴染みですが、列車に乗ってもらうのは初めてのような気がします。このあたりにもEuroStarが飛行機のシステムを取り入れているのがうかがえます。 |